続・クラシックバレエの基礎の備忘録

前回もやったけど、意外に他から好評だったので続けてみる。

バレエ教室で人にバレエの基礎を教えていく際によくある指示の解釈。

あくまで鵜呑みではない、参考にするための備忘録ってことでね。

ヴァレリー・グリーグの「インサイド・バレエテクニック」からの引用です。

 

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「肩を引き下げなさい(Pull down your shouders)」

肩甲骨を持ち上げる筋肉、とくに僧帽筋の上の方に緊張が伝わると筋肉が収縮し、肩が上がります。

もし動いているときに何度もこの注意をされるのでしたら、

いったん動きを止めて、何が緊張の元になっているのか考えてみましょう。

プレースメントが間違っているのかもしれません。

もし姿勢に対する一般的な注意として、肩を引き下げるように言われたのでしたら、

厳密に肩のどの部分を引き下げればいいのか注意してください。

特に腕を上げるときには気をつけましょう。

首と背中の上部の筋肉を背骨に沿って引き下げると

体の本来の仕組みに適した働き方が可能になります。

肩関節のあたりを引き下げるのはこの関節の構造には適していません。

周辺の筋肉、とくに前鋸筋が正常に働いていれば、肩関節の引き上げは不要です。

 

 

「背中で腕を感じなさい(Feel your arms in your back)」

腕を動かすときには背中の筋肉が複雑に関係します。

けれども「背中で腕を感じなさい」と言われても、問題はさほど複雑ではありません。

上腕を回旋させると、背中の上の方にある筋肉がすぐに活動します。

しかしながら、これは良い指令ではありません。

忠実に指令に従おうとすると、左右の肩甲骨を引き寄せがちになるからです。

こうなってしまうと、腕が自由に動かなくなってしまいます。

まず状態を片方のわきの下から他方のわきの下にかけて、広くしましょう。

それから上腕を内旋させます。

背中の下の方の筋肉も十分に働くように心がけてください。

 

 

「ヒップから引き上げなさい(lift up out of your hips)」

このように注意されても、胸郭の前側を持ち上げないでください。

その代わりに胸部を長く伸ばします。

腹筋を働かせるのもお忘れなく。

 

 

「胸を上げる(Raise your chest)」

この知れは要注意です。

高くした胸がこわばると必然的に胸郭のプレースメントが歪んだり背中の上部が縮むので、

さらに沢山の問題を引き起こします。

肋骨の下の方には影響しないように胸骨のてっぺんを少し挙げてください。

次に方を広げて、首がだんだんと長くなる様子を想像してください。

 

 

「ヒップを持ち上げないで(Don’t lift your hip)」

この注意が出されるのは支え側のヒップが上がり、体のアライメントガ崩れたときがほとんどです。

ヒップ以外のプレースメントがよい状態にあれば犯人はたいていいい加減なターンアウトです。

動作脚のターンアウトをフルに活用すれば支え足側のヒップは持ち上がらないはずです。